シーバー病と診断されているサッカー少年 １
2022/01/25
県北部から来室のY君（小５・サッカー）
２か月くらい前からサッカーの練習後にカカトが痛くなり、病院での診断は「シーバー病」です。
病院では痛みはなかなか取れません。
ご父兄がネットで当室の事を知り「少しでも痛みが軽くなれば」と来室されました。
来室時の状態は
右かかと内側を押すと痛みがある
ジャンプをすると痛みがある
状態でした。
初回
座位の検査では脊柱の硬さ・肩の可動制限が目立ちました。
まず最初にシーバー病（成長痛）でも痛みが取れることを理解してもらうために、カカトの圧痛の解除から始めます。
カカトの痛みを指標に圧痛が消えるポイントを探していくと、脛骨内側に見つかりました。
脛骨内側のポイントを緩めていくと、
「もうほとんど痛くない」
２～３分で圧痛は大幅に軽減しました。
圧痛が消えてもジャンプの着地での痛みは残りますが、これは体幹の深層筋で痛みが取れます。
Y君の場合は腹部の深層筋で取れるようです。
セルフエクササイズで腹部の深層筋を緩めてみます。
「最初を比べるとだいぶ良い」
痛みが（セルフでも）取れることを理解してもらった後は、しっかりじっくり身体の調整をしていきます。
脳脊髄液の循環を調整し身体の疲労を抜いていきます。
循環調整後も残るひざ倒しの違和感はアキレス腱・ハムストリング・腹部の深層筋で解除できました。
これで一度確認してみます。
カカトの圧痛はほぼゼロ（ちょっと残った）、
これは脛骨よりふくらはぎ側にもう一つポイントがありました。
ジャンプ着地時の痛みも大幅に軽減していましたが、ほんの少し違和感が残るようです。
これは腹部の深層筋の活性化で取っていきます。
２～３回手技をを行うと
「もう大丈夫」
と取れてくれました。
腹部と腰背部のバランスをとるために腰背部の深層筋の活性化もしておきます。
「もう全然痛くない。」
室内で確認できる痛みは全て取れました。
あとは練習等を行ってどのくらい大丈夫なのか？それとも痛みが出るのか？
仮に痛みが出たものはセルフエクササイスで緩和できるのか？
少し経過を見てもらうこととしました。
まん防のため次回は未定です。
当室ではシーバー病は筋筋膜へのアプローチで改善する疲労性のスポーツ障害だと考えています。
医療機関では何故に踵骨骨端症と診断し、成長期が終わるまで様子を見るしかないというのでしょうか？
完全予約制 （当日予約も可）
今すぐお電話を 027-326-3323
ホームページを見たとお電話ください。