お尻っペタが痛いバスケ部の小学生 1
お尻っペタが痛いT君(小学生・バスケ)
「明日の試合に出させてあげたいんです」とお母さんから電話を頂きました。
2週間位前から両方のお尻っぺた?が痛くなっているそうです。
お母さんの話からは、股関節・下肢の疲労から来る痛みと思われました。
来室時の状態は
歩くと痛い
座ってもいてもお尻が痛い
以前のシーバー病の痛み(カカト痛)が残っている
状態でした。
最近は朝起きてくる時もお尻が痛いと言っているそうです。
このところチームの練習で走り込みをしているそうです。
施術
2~3年前にシーバー病と診断された左カカト痛になっていて、
だいぶ痛みは軽減しているそうですが、現在も圧痛があるそうなので、
圧痛の解除から。
脛骨内側の硬結を探して捉えながらカカトを押すと
「痛くない!」
脛骨内側の硬結を取っていきます。
T君にもレクチャーしながら2~3か所の硬結を処理すると、圧痛は取れてくれました。
次に仰向けでひざ倒しの検査。
左右とも大転子からお尻にかけて痛みが出ます。
脳脊髄液の循環を調整して再度確認。
「さっきより楽だけど、まだちょっと痛い」
次に下肢のポイントに疼痛誘発動作をかけていきます。
アキレスとハムストで反応がありました。
アキレスを緩めハムストの筋膜を剥がすと、ひざ倒しはスムーズで痛みも取れました。
大腿部の内側で圧痛が強かったので、施術ポイントを探すと前胸部で反応がありました。
まだお腹の問題(大腿内側と前胸部のセット)が残っているようなので、内臓疲労を取っていきます。
ここで仰向けの施術を終え、一度起き上がって確認してみます。
足踏み程度では大丈夫でしたがジャンプをすると
「まだちょっと痛い…」
ジャンプを指標に疼痛誘発動作をかけると殿筋群の上外方で反応がありました。
うつ伏せで殿筋群を緩めていきます。
再確認。
「まだちょっとあるかなぁ...」
これでかなり痛みは取れたよう。
立位でセルフエクササイズ(殿筋・腹部深層筋リリース)をやってみます。
「今は痛くない。」
ジャンプも腿上げも痛みがないので終了としました。
注意事項を伝えて次回としました。
ハードトレによる筋肉痛の慢性化のように感じました。
何事もやり過ぎは故障の元です。