曲げると痛い・立ったり座ったりで痛いオスグットの中学生 ３ 練習再開
新年度を前にオスグットで来室されるお子さんが増えています。
今回ブログ化の許可を得られたのは、中学1年生の野球少年Ｔ君。
5カ月くらい前から左ひざが痛くなり、病院や接骨院で見てもらっていたそうですが、なかなか良くなりませんでした。
知人からの紹介で元気が一番整体室へ来られました。
来室時の症状は
立ったり座ったりで膝が痛い
90度以上曲げると膝が痛い
脛骨粗面に圧痛がある
状態でした。
現在は練習のサポートに回っているそうです。
3回目（1週間後）
「ジョギングは大丈夫でしたが、ダッシュで痛みを感じました。」
その後の正座や膝屈伸は痛みなく出来たそうなので、膝以外の原因と思われます。
整体室での検査ではひざ下の圧痛が少し出ていました。
硬膜調整で脳脊髄液の循環を促して、更に筋ポンプをした後に確認してもひざ下の圧痛は残っていました。
ひざ下の圧痛をモニターに原因個所を探っていきます。
腹部深層筋・大腿前面・大腿後面・下腿部．．．
前回同様、脛骨の外側面で反応がありました。
前回は脛骨外側面の筋膜リリースをしましたが、今回は足関節の調整をしていきます。
これで膝屈伸・素振り時の足首の捻りの後もひざ下の圧痛は戻らなくなりました。
さらに正座もスムーズになっていました。
4回目（1週間後）
本格的に練習に復帰したそうです。大腿部に筋肉痛が残っているそうです。
ひざの状態はダッシュをしても痛まなくなりました。
長距離走のあとひざ下の圧痛が少し出ましたが、セルフエクササイズで改善しその後も練習が出来ているそうです。
今回は肘の曲げ伸ばしで渋さがあったので、最初に膝のセルフエクササイズから。
上腕部の筋肉のリリースで肘の曲げ伸ばしもスムーズになってくれます。
改めて硬膜の調整をして脳脊髄液の循環を促していきます。
負荷 ＞ 休息 ＝ 症状
負荷 ＜ 休息 ＝ 回復
なので、しっかり自然治癒力・回復力が発揮できる身体に調整していきます。
再度上腕部の筋肉もリリースしていきます。
ひざは再度確認し足首の調整をしておきます。
施術後は足首を捻った後もひざ下の圧痛は再現されませんでした。
遠方からの来室で週1の施術でしたが、5カ月以上改善しなかったＴ君のオスグットは実質3回での練習復帰となりました。
今後は定期的にメンテナンスに通う予定です。
万全のコンディションで野球に取り組んでもらいたいですね。
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