歩くと痛い・起床時が痛い足底腱膜炎と言われた女性ランナー 1
歩くと痛い・起床時が特に痛い足底腱膜炎の30代の女性。
趣味でランニングをやっているそうで、週に3回くらい走っていたそうです。
3か月くらい前からの症状です。
病院で「足底腱膜炎」と診断され治療(電気治療・マッサージ)を受けていましたが、練習を休んで少し良くなっても走り始めると痛みがぶり返す、を繰り返しているそうです。
痛いのは左足足底で
走った翌日は特に痛く、歩くもの痛いそうです。
また起床直後は特に痛いそうです。
カカトやや内側には圧痛もありました。
検査をしていきます。
左骨盤の動きは硬く、脊柱も動きが悪くなっています。
肩の外転はスムーズに動いています。
ひざ倒しをすると右倒しで左腰部に張りが出て可動がスムーズではありません。
最初にひざ倒し時の腰部の張りを取って可動性を高めていきます。
アキレス腱周辺の外側で動きがスムーズになります。
腓骨も下がり気味でしたので、腓骨を挙げてからアキレス周辺をリリースしていきます。
これでひざ倒しはスムーズになり増した。
次に足底の圧痛を解除していきます。
脛骨内側の溝の詰まり・硬結を押さえると圧痛が取れてくれます。
抑えると痛いところなので少しずつ溝掃除をしていきます。
ゼロではありませんが、
「だいぶいい感じです」
と軽減してくれました。
次に立位で足踏み時の痛みを確認します。
「まだ痛いです」
立位のまま脛骨内側からDFLに沿って筋膜を検査してくと、内転筋群と腹部の深層筋で痛みが大幅に取れることが分かりました。
再度仰臥位になってもらい内転筋群と腹部深層筋をリリースしていきます。
両方とも圧痛があったので、遠くから筋膜のつながりを利用して緩めていきます。
これでもう一度起き上がって確かめてもらいます。
「まだちょっと痛いですけど、さっきよりはだいぶ良くなりました。病院に通ってリハビリも受けていましたが、その場で痛みが軽くなるのは初めてです。」
もう少し追いかけていきます。
下腿部の外側から殿筋群でも痛みが軽減します。
こちらは立位のまま緩めていきます。
最後腰背部の深層筋をリリースして終了。
術後の痛みは 10 → 2か3くらい。
まずまず変化してくれました。
朝起きた時のエクササイズをお伝えして次回としました。
ランナーで足底が痛いとなると、どうしても足底の治療に目が向き気味です。
しかし実際は体幹の深層筋やDFLと呼ばれる筋膜のつながりが痛みの原因となっていることがよくあります。
症状の変化を観察しながら、継続的に通院してもらいます。
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