夏の大会間近 腰痛の高校球児 2
関東地方でもそろそろ高校野球の地方大会が始まります。
先日初診のA君は高3の野球部員、最後の夏を目指して日夜練習に励んでいます。
今年の2月ごろに重いものを持ち上げようとして腰を痛めてしまったそうです。
その後回復はしたものの最近腰痛が再発していました。
初回来室時は身体を左に捻る動きと後ろにそらす動きで痛みがあります。
その他にシンスプリントによる左脛内側の圧痛、肩・肘の可動範囲が狭くなっています。
2回目(5日後)
前回施術後、練習試合で投げたそうです。
一時的に左臀部に痺れが出たそうですが程なく収まり、来室時は腰を捻る・反らす動きで違和感(ツッパリ感)が残る程度に軽減していました。
またシンスプリントの痛みも、圧痛の再発もなく安定していました。(鍼治療の効果か)
左肩・肘の可動域(彼はサウスポー)も改善を維持できていました。(右のほうが気になるくらいでした)
全体的には良い状態を維持できていましたので、今回はさらに細かくチェックしていくことにしました。
最初に骨盤・頸部を調整し体液の循環を高めていきます。
膝倒しで右倒しで少しツッパル感じが残りました。
疼痛誘発動作で原因を探っていきます。
臀部・腹部・大腿部...
背部のインナーマッスルで反応がありました。
今回はセルフエクササイズを意識して、カウンターストレインで緩めていきます。
それほど強い緊張でなかったので、1回で決まりました。
次に股関節の動き、左が渋めです。
こちらはシンプルに臀部の筋肉で改善できそうなので、うつ伏せに。
うつ伏せになったついでに膝の屈曲も確認しておきます。膝は左右とも屈曲で踵がお尻に着かない状態です。
検査していくとハムストリングの滑走不全のようです。
まず臀部・ハムストリングをカウンターストレインで緩めておいてから、ハムストリングの筋膜の癒着を取っていきます。
これで股関節・膝関節の動きもスムーズになりました。
最後にKポジションで左右の肩甲骨の動きを出しておきます。
これで起き上がって確認です。
「大丈夫です。引っ掛かりもなくなりました。」
次回は試合後の状態をチェックしてみましょう。
来週からは県予選も始まります。ベストコンディションで試合に臨んでほしいものです。
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