群馬からオスグットをなくしたい! オスグットが再発した高校球児編 1
県内の高校に通う野球部のA君。
中学生のころ一度オスグットになってしまい、その時は接骨院の治療で改善していたそうです。
最近オスグットが再発してしまい、以前お世話になった接骨院へ通いましたが今回はあまり改善しなかったそうです。
来室の症状は
左ひざに屈曲痛がある
脛骨粗面に圧痛がある
状態でした。
検査では
骨盤・脊柱の弾力性は失われ、肩の動き(特に外転)も制限されていました。
練習は休みなしで毎日あり、疲労が溜まっている状態でした。
施術
まずはセルフエクササイズの指導をしながら、普段のコンディショニングの大切さを理解してもらいます。
脛骨粗面の圧痛は組織復元法で改善します。
大腿部の横引きをしてから膝の関節度作法を行うと、非荷重時のひざの屈曲痛がほぼ取れました。
これでA君の不安も少し解消されたようで、施術への参加も前向きになってきました。
次は肩の外転制限です。
疼痛誘発動作で検査すると手掌の硬直からきていることが判りましたので、自分で手の平を緩めてもらいます。
数十秒緩めると
「うわっ 軽ッ!」
腕は耳まで付くまで動くようになりました。
掴みはOKのようなので、施術台に横なってもらい本格的に整体施術を始めます。
硬膜の調整をして脳脊髄液の循環を促してから、全身の筋ポンブをして疲労を取っていきます。
膝倒しの渋さが残りましたので腹部をチェックしようと手を当てますが、くすぐったがって力が抜けません。
筋肉をチェックしてくすぐったいのも異常です。
筋膜のつながりを使って足首から腹部を緩めます。
次にハムストを緩めて膝の動きを調整していきます。ハムストも筋膜の滑走不全を起こしていました。
これで非荷重時のひざの問題は解消できましたが、立位からのひざ屈曲で少々痛みが残りました。
関節動作法を行っている時は痛みが消失しますが、手を放すと痛みが戻ります。
疼痛誘発動作で問題個所を探していきます。
大腿部で少し改善、腹部でも少し改善、臀部(腸骨稜付近)で大幅に痛みが軽減します。
座位で腸骨活点を調整して再検査。
すこし屈曲痛は残るものの
「来た時と比べるとだいぶ楽です」
と改善しましたので、深追いせずに施術は終了。
セルフエクササイズのおさらいをして次回としました。
当室でもオスグットが再発して以前の治療では改善しない子が来室しますが、
練習等で疲労が溜まり膝以外の問題でひざ痛が発生しているケースが多く見られます。
高校球児ともなると練習は休みなし(週7回)、身体をいじめて鍛える風潮がまだ残っています。故障を抱えて練習に来ている部員も多いそうです。
故障なく練習できるように調整を続けます。
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