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座っていると痛い・立ったり座ったりで痛い、尾骨の成長痛と言われた前橋市の小6男児 1

      2018/10/15

「子供が尾てい骨の成長痛と言われたんですが、見ていただけますか?」と小6男児のE君のお母さん。

 

2週間くらい前から授業中座っているとお尻が痛くなり、その後立ったり座ったりでもお尻が痛いそうです。

 

整形外科では「尾骨の成長痛」と言われ、湿布と痛み止めの薬を処方されました。

痛み止めを飲んでいると少しは痛みが軽減しますが、痛み止めを服用しないと痛みが戻ります。

 

お母さんは痛み止め薬では改善しないと考え、ブログ記事を見て元気が一番整体室へ相談されました。

 

来院時の状態は

長く座っているとお尻が痛くなる(授業中も終盤は痛い)

座っているだけでも違和感がある

椅子から立つ時、座るときも痛い

状態です。

 

動作確認で、椅子から立ったり座ったりと体前屈・後屈をしてもらいましたが、尾骨周辺に痛みが出ました。

尾骨周辺に圧痛はありませんでした。

 

施術

元気が一番整体室では所謂「尾骨の成長痛」を、尾骨の変位(歪み)による痛みと捉えています。

長時間の猫背での座り姿勢や体育座り、尻餅などから尾骨が変位し痛みとなっているケースが多いようです。

E君も尾骨痛が発症する前は運動会の練習などで「体育座り」をする時間が長かったそうです。

 

検査とセルフエクササイズを兼ねて、先ほどの動作確認を尾骨の修正をかけながら動作してもらいます。

「立ったり座ったりと前屈はちょっと楽、後ろ反らしはあまり変わりません。」

 

まずは一定の変化が出るのが確認できたので、もう少し角度などを調整しながら尾骨を修正していきます。

尾骨を修正しながらであれば、痛みは半減できました。

 

検査によりE君の尾骨痛は尾骨の変位による痛みの可能性が高いと診立て、施術に入りました。

 

最初は基本の脳脊髄液の循環を促す操法から始めます。

 

膝倒しの左右とも渋い動きは腹部の深層筋のリリースで解除できました。

 

足挙げ検査で足を挙げていくとき可動の最終域で尾骨周辺に痛みが出ました。

足挙げの動作を指標に疼痛誘発動作をかけていきます。

骨盤内の深層筋と胸筋で反応がありました。

骨盤内深層筋と胸筋をリリースすると足挙げ動作での尾骨痛は消失しました。

 

一度起き上がって検査します。

 

座っている姿勢(5分位)

「前より楽な気がする」

立ったり座ったり

「立って最後身体が直立するときちょっと痛い。座るのは大丈夫。」

体前屈・後屈

「前かがみは大丈夫、後ろ反らしはまだちょっと痛い...」

 

後反らしの動作で疼痛誘発動作をかけていきます。

 

殿筋群と腰背部の深層筋で反応がありました。

変化の大きい腰背部の深層筋をリリースすると

「後ろ反らしも立ち上がるのもだいぶ良い」

と変化しました。

 

最初に行った尾骨の修正法を、おさらいがてらもう一度行い次回としました。

 

尾骨は柔らかく変位(歪み)しやすい骨なので、安定するまで少し時間がかかる場合もありますが、セルフエクササイズなどを行えば自宅でも改善が可能です。

付き添いのお母さんも

「このまま(痛いまま)では授業も集中できないし、病院では『しばらく様子を見てください』としか行ってくれないのでどうしようかと思っていました。初回から痛みが軽減してホッとしました...」

お母さんのホッとした表情が印象的でした。

 

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 - 尾骨の成長痛