ジャンプで痛い・立ち上がる時に痛い、オスグットと言われている小学生 1
ミニバスをやっているS君(小5男児)
3か月くらい前から右ひざが痛くなり、近所の接骨院で「オスグット」と言われ、電気治療を中心にマッサージなどを受けていました。
1か月ほどたっても痛みが改善しないので「スポーツ外来?」がある医療機関を受診しましたが、やはりオスグットと言われ、電気治療やマッサージ・ストレッチを受けていました。
「少しいいかな」と思って練習すると痛みが戻る、を繰り返しているそうです。
知り合いのお子さんが当整体院でオスグットが改善したのを聞き来院されました。
来院時の状態は
歩くのは痛くない
ひざ下に圧痛はない
走るのは痛い
ジャンプをすると飛ぶとき(離陸時)痛い
曲げると痛いが我慢すればしゃがめる・立ち上がる時も痛い
状態です。
今は練習を休んでいるので、ひざの状態もここ1か月の内では良いほうだそうです。
今までの経験からするとオスグットというより「ジャンパー膝」に近い感じがしました。
骨盤・脊柱は硬直しています。
肩の外転はスムーズでした。
施術
ジャンプするとき痛いので、ひざの伸展が痛いと診立て、仰向けで膝に負荷がかかっていない状態で確認すると、やはり屈曲は痛みがありませんでしたが伸展時に痛みがありました。
このひざの伸展時痛を目安に施術に入ります。
脳脊髄液の循環を調整して疲労を解除していきます。
身体の反応が良いようで、ひざ伸展も体重が掛かっていなければ痛みが解除できました。
うつぶせでのひざ屈曲は少し痛みがありましたので、疼痛誘発動作で検査すると腹部の深層筋で反応がありました。
うつぶせのまま腹部を緩めると、ひざ屈曲痛も解除できました。
一度立って検査をします。
しゃがむのは楽になったが、立ち上がる時の痛みは残っているそうです。
ジャンプ時の痛みも軽減しましたがまだ残っているそうです。
体重が掛かっているときにはまだ痛みがあるようです。
立位からひざ屈曲をしてからの伸展時痛を指標に検査をしていきます。
体幹の深層筋でも少し改善するようですが、最も変化したのは脛骨外側でした。
やっぱりジャンパー膝っぽいですね。
座位で脛骨外側をリリースしていきます。
筋膜を剥がすようにすると少し痛みがあるようでしたが、これで大幅に痛みが軽減しました。
残った違和感は腹部深層筋で解除できました。
いきなり練習に参加するのではなく、軽めのランニングなどから練習するようアドバイスし次回としました。
小学生で走ると痛い曲げ伸ばしで痛いひざ痛と言えば「オスグット」がありますが、今回は動作確認やリリースポイントからするとジャンパー膝と考えられます。
しっかりした観察から改善の糸口が見えました。
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