消化器系の疲労で、年明けに腰痛が悪化した公務員さん 1
以前、野球肩で通院したことのあるRさん(30代男性・公務員)
年末から腰が重かったそうで、最初揉み解し系のお店へ行ったそうです。
そこではあまり改善は見られず、年明けになって更に腰痛が悪化してしまい来院されました。
来院時の状態は
立ったり座ったりで骨盤上部が痛い
お辞儀でも同所が痛い
起床時は起き上がるのが辛かった
だそうです。
仰向けになると起き上がるのが時間が掛かりそうなので、座位から始めました。
骨盤を起こして、よい姿勢が取りずらい状態です。
肩の外転は左右とも100度くらいで制限があります。
まず立ったり座ったりがスムーズにできるように、腹部の深層筋からチェックしていきます。
腹部に深く手を入れようとすると圧痛があります。
無理して緊張を増してもいけませんので、古武術の技法を使って手掌のポイントを刺激していきます。
座位ですが、お辞儀が少しずつできるようになります。
次に頸部の筋筋膜を使ってDFL緩めていくと、骨盤を立てた良い姿勢ができるようになってきました。
ここまでで、ゆっくりであれば痛みなく立ったり座ったりが可能になりました。
次に立つとき足に力が入るとちょっと不安感があるそうなので、脹脛からアキレス腱にかけて緩めていきました。
これで立ったり座ったりは大幅に楽になったそうで、足踏みも軽くなってくれました。
次は試しに仰向けの姿勢になってもらいます。
仰向けでひざを立てていれば楽ですが、足を延ばすと腰に鈍痛があるそうです。
腹部の緊張が残っていそうです。
脛骨内側を使ってDFLを緩めていきます。
これで腰の鈍痛も半減、横向け寝もできるようでしたので側臥位に。
側臥位の体制で腹部の深層筋へ手を入れていきます。
腹部も緩んだので一度起き上がって再検査をします。
「来た時よりは楽ですが、まだ全体的に重いような張るような感じです。」
疼痛誘発動作でいくつかのポイントをチェックしていくと、それぞれで反応があります。
まだまだ疲労が溜まっているのか?
試しに内臓の反射点をTLしていくと、消化器系のポイントで反応が顕著にありました。
「少し胃腸が疲れているみたいですよ。」
「ちょっと年末年始は飲み会が続きまして...」
反射点・経穴を使って消化器を刺激していくと
「かなり楽になりました。ツボも効果あるんですねぇ」
消化器系のいくつかの反射点・経穴をレクチャーして、次回としました。
内臓の疲労によって筋筋膜が緊張しているような場合は、反射点・経穴などを使って内臓疲労を取るような手技が効果的です。
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