ウォーキングでひざ痛になり鵞足(がそく)炎と言われた主婦 1
ひざ痛で来院のEさん(60代・主婦)、定期メンテナンスに来られるクライアントさんのお母様です。
これまで特に不調はありませんでしたが、1年位前から病院で勧められてトレーニングとしてウォーキングをするようになったそうです。
ところが3カ月くらい前から、ウォーキング中に左ひざの内側が痛くなってしまったそうです。
膝のレントゲンはキレイだったそうで、病院での診断は「鵞足(がそく)炎」だそうです。
病院で大腿部のマッサージやストレッチのようなリハビリを受けたりしてきましたが、なかなか改善しなかったそうです。
今回クライアントさんである娘さんに勧められて、来院されました。
来院時の状態は
通常の足踏み位だと痛くないが、少し強めにドンドンと足踏みをすると左ひざの内側が痛い
歩き始めは痛くないが20~30分歩くと痛くなる
左ひざの鵞足部に圧痛がある
状態でした。
痛みはありませんが、左足は外反母趾気味に変形していました。
施術
座位の検査では骨盤の弾力性が落ちていましたが、脊柱・肩の外転はスムーズでした。
仰臥位での膝倒しも少し渋さはありましたが、痛みや左右差はほとんどありませんでした。
硬膜の歪みを取って脳脊髄液の循環を調整していきます。
左倒しはスムーズになりますが、右倒しでの腰背部のツッパリ感が残ります(本人の感覚ではつっぱる様になった)。
防御反射が取れて元からあった筋緊張が露わになったようです。
TLでは股関節と足関節で反応がありました。両者の優位性を検査していくと足関節の問題が優位のようです。
足関節周辺をさらに細かくチェックして、古典調整(手技の名称です)で解除していきます。
膝倒しがスムーズになったので、座位に戻って骨盤の再検査です。
骨盤の弾力性も戻っています。
ドンドンと強めの足踏みをしてみます。
「まだちょっと気になりますが、だいぶ良い感じがします。」
膝の内側の圧痛も、もう少し残っていました。
深追いしないほうが...と思いつつ、膝内側の圧痛だけ取っていきます。
疼痛誘発動作で反応のあった骨盤前面の筋肉をリリースしてみると、
「押しての痛みも、足踏みも楽です」
大腿部の筋肉の滑走性も落ちていたようです。
セルフエクササイズのおさらいをしながら、注意事項を説明してきます。
今の状態は治癒のスタートでゴールではないこと。
施術後の良い状態を安定させるためには、もう少し継続して施術が必要なこと。
家でもセルフエクササイズを行うこと。
運動・ウォーキングを行うときは正しいフォームを意識して軽めの運動から始めること。
再発する人は「痛みが取れた=治った」と思って、今までと同じ轍を踏んでしまっています。
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