「骨には異常なし」と言われた、曲げ伸ばしで痛いひざ痛
久しぶりにHさん(40代公務員さん)が予約の電話を入れて来られました。
2年くらい前にテニス肘が数度の施術で改善して以来です。
今回は右ひざ痛でした。
痛みは3カ月くらい前からだそうで、お子さんとサッカーをしてからだそうです。
しばらくは我慢していたそうですが、階段で一時的に膝が動かなくなり踏み外しそうになって「これではまずい」と整形を受診したそうですが、「骨には異常なし」と云われ
湿布を処方されましたが痛みは改善されませんでした。
初回来室時の症状は
椅子に座るくらいは大丈夫だが
深くしゃがむと痛い、
立て膝のようにひざを抱えると痛い、(体重が掛かっていなくても痛い)
テニスの時右膝を内へ絞ると痛い、
痛みはひざの外側の腓骨頭周辺で圧痛もありました。
最初にひざ周辺を触診していきます。
左膝と比較しながらチェックしていくと、右の腓骨頭は外に張りだしているように感じます。
続けてチェックをしていると足首も右が太く感じます。外踝も開いているようです。
脛骨腓骨間を締めながら骨間膜を緩めてていきます。
そして締めながら先程は痛かった膝を抱える動作をしてもらうと
「ひざが曲がります。さっきまで痛かったのに」
この状態でひざの曲げ伸ばしを数回してもらうと、外踝下・腓骨頭周辺の圧痛が消え立て膝の姿勢では痛みが出なくなりました。
更にひざ下・くるぶし上を締めた状態で、立位での屈伸をしてもらいます。
「しゃがめます。大丈夫です。」
直接的にはこの膝下の弛みが問題でしたが、これ以外に半年もの間自然治癒しなかった大元の原因(疲労)を取っていきます。
骨盤や首を調整して循環を高めていきます。
体幹の調整が終わった後は下肢の関節の可動域をチェックしていきます。
右股関節は引っ掛かりがありましたので、調整しておきます。
一番気になったのが開帳足でした。
足の横アーチがだいぶ失われていました。最近は4Eの靴を履いているそうです。
テーピングで補強しておいてもう1度膝の屈伸を確認すると
「さっきよりももっとスムーズです。」
自宅でタオルギャザーなどで足指の機能回復をするように説明して次回としました。
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