立ち仕事でいつも腰が重い、腰が痛くて仰向けになれない慢性腰痛の症例
「いつも腰が痛いんです」と来室のEさん(30代女性・販売職)
仕事柄、立っていての腰の重さは「慣れっこになっちゃいました」そうですが、先月から仰向け寝の姿勢でも腰が痛くなり、これが結構つらいそうです。
これまでも腰が辛くなると接骨院でホットパックやマッサージを受けていたそうですが、「保険治療じゃ良くならないよ」という同僚の紹介で、当室へ相談となりました。
来室の状態は
立っていても座っていても腰が重い(痛い感じじゃない)
仰向け寝の姿勢で腰が痛い(1~2分で痛くて横向け寝になる)
その他に左足首の違和感・肩こりがありました。
検査では
骨盤の動きが硬く
脊柱の弾力も失われ
肩の外転も左右とも120度位
という状態でした。
仰向けで足を延ばしていられないので、膝を立てた姿勢で出来る膝倒しから...
と思いましたが、両方痛い。
足首反らしは左足関節は反れない...
筋膜のつながり治療から始めました。
疼痛誘発動作で股関節の伸展が楽になる筋肉を探していきます。
腹部でちょっと楽になりますが一番変化したのは殿筋でした。一日中ハイヒールで立っている営業かもしれません。
姿勢変更は面倒なので仰向けで左右の殿筋を緩めていきます。
これで足を伸ばしてみます。
「あ~ 楽!ていうか軽い!!」
大分変化したようです。
膝倒しも動きは渋いものの痛みは大幅に軽減できました。
仰向けの姿勢ができるようになったので、硬膜の調整をして脳脊髄液の循環を改善していきます。
うつ伏せの姿勢で筋肉をポンプしていきます。
ここで一度起き上がって確認。
骨盤の動きは改善、左がもう少し残ります。
脊柱の弾力も回復。
肩の外転も左右とも180度まで上がり、Eさん思わず笑いだしました。
イイですね、気持ちも軽くなってきたようです。
調子の悪い左足関節の調整(足首抜き)をしてからくるぶし上を締めておきます。
「足首の力が抜けていくようです」
足首の可動も広がってきました。
締めた状態でもう一度骨盤を検査すると左も弾力が出ていました。
立って足踏みをしたり、座ったり、仰向けになったりを一通り再度チェックして
「すっごく軽い、1回でこんなに良くなるなんて嘘みたい!!」
と喜んでいただけました。
しかしこのコンディションを維持するには、毎日の(負担にならない程度の)セルフエクササイズと、(個人差がありますが)ある程度の継続通院が必要です。
セルフエクササイズのおさらいをして終了。次回予約を入れて帰られました。
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