歩いて違和感、走ると痛い足底筋膜炎と言われたクライアントさん ３
２カ月くらい前から左足底が痛い市民ランナーのＭさん（３０代男性・公務員）
病院では「足底筋膜炎」と診断され、特に治療らしい治療はなくストレッチをするよう言われたそうです。
ストレッチを続けて少しは楽になった感じだそうですが、ウォーキングでの違和感、数百メートルくらいジョギングをすると痛みが出てしまうそうです。
足底筋膜炎の痛みも病院・接骨院では苦手としているところが多いようですね。
初回来室時の症状は
歩くと違和感がある
軽くジャンプすると痛み
かかとと土踏まずの中間あたりに圧痛
がありました。
３回目（９日後）
「自分でも回復力が出てきた感じがします。」
起床時・仕事時・ウォーキングでの症状は張り感が出る程度まで軽減し、張り感も取れやすくなってきたそうです。
1ｋｍくらいジョギングしたそうですが、張り感で済んだそうです。（無理をせず1ｋｍまでとしたそうです）
順調な回復度合いだと思います。
来室時も足底を押すと少し張り感がある程度でした。
座位で検査すると両腕の外転の動きが悪くなっています。
足底の症状は改善していますが、（長距離運転のためか）腕の疲労は残るよう様です。
今回は身体の歪みを取るところから始めました。
最初は座位でアイポジション、右股関節が突っ張りましたが、2回で解消。
次に仰向けで4の字、やはり右股関節が突っ張りました、こちらも2回で解消。
膝倒しは右倒しで左腰背部に張り、こちらは1回で解消。
歪みをチェックしながら操法していくと、痛みの出た左よりも右股関節の動きの渋さが目立ちました。
今度は硬膜の調整をして脳脊髄液の循環を促していきます。
次に下肢の可動域チェックをしていきます。この時点では既に右股関節も動くようになっていました。
最後に座位で右腕の外転が少し残りました。
ＴＬで右の仙腸関節が反応しましたので座位で調整し、可動域を回復したのを確認し終了。
セルフエクササイズをおさらいして次回としました。
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