足底筋膜炎と言われたカカト痛の公務員さん2
歩行時にカカトが痛い、臀部が痛いと来室のYさん(40代男性・公務員)。
国民の生命財産を守る職務のため、日頃から厳しい訓練が欠かせないそうです。
半月ほど前から歩行時に右足を付くとカカト付近が痛くなり、庇って歩いていたせいか、
同側の臀部も痛みが出るようになりました。
病院では「足底筋膜炎」と云われ湿布を処方されましたが、痛みが変わらないため、HPを診て来室となりました。
初回来室時の痛みは
右足を付くとカカト(土踏まずとカカトの境辺り)が痛い、
痛い部分を付かないように歩いていたので
カカトの外側も付くと痛い、
右足を付いたとき臀部も痛い、
痛い所は圧痛もありました。
2回目(3週間後)
勤務の都合で間が空きましたが、
「痛みはかなり軽くなっています。1~2割残っている感じ。」
激しい訓練だと痛みがありますが、軽いランニング程度ならほぼ気にならないそうです。
さすが普段から身体を鍛えているだけあります。
来室時は圧痛は少し残っていましたが、歩行時や室内での軽めのジャンプ程度では、痛みは再現されませんでした。
脳脊髄液の循環を調整し、疲労を取っていきます。
少し残るひざ倒しの渋さを、今回は腹部操法で取っていきます。
へそ十字をチェックして、腹部の四隅をチェックして、上中下丹田をチェックします。
少し上丹田が緊張しているのはストレスでしょうか?
前頭骨のポイントを触れてストレスによる負担を抜いていきます。
少し触れていると呼吸が大きくなって、チェックすると上丹田も緩んでいました。
これでひざ倒しの渋さも取れてくれました。
カカトの圧痛は、今回は脛骨内側ではなく内転筋群のリリースで取れました。
これで整体室内で確認できる、カカトの圧痛は取れ、ジャンプをしたり強めに踏み出しても痛みは再現されませんでした。
最後に訓練で履くブーツ?半長靴?を履いた後の注意を。
これでひと先ず施術は終了し、セルフケアを続けながら経過を観察してもらいます。
日頃から鍛えているので身体の反応・変化もスムーズでした。