腰を反るとビリビリ痛む、両足大腿部後面の痛み 2
時折来院されるAさん(50代男性・専門職)
昨年12月に両もも裏の痛みを訴えて来院されました。
その時は半年くらい前から右もも裏が痛み始め最近になって左もも裏も痛くなったそうです。
3か月ぶりに再来院されました。
以前よりは良くなっているそうですが、階段を昇るときや良い姿勢を取ると両もも裏が突っ張るそうです。
骨盤・脊柱は硬く肩の外転の動きも制限があります。
脳脊髄液の循環を調整して一度全身を整えていきます。
ひざ倒しの動きで渋さの残る左倒しでの右腰の張りは、下腿部の筋膜の癒着を剥がしと肩甲骨下部の筋膜の剥がしでスムーズになります。
が、良い姿勢での両もものツッパリ感はあまり変化がありません。
腰背部の張りを取ってもあまり変化なし。
何だろう?
座位でよい姿勢を取る(腰を伸ばす)動作を指標に疼痛誘発動作をかけていきます。
前回変化した下肢のいくつかのポイントでは反応がありません。
腹部の深層筋でも変化なし。
胸郭を締めると少し変化がありました。
これを糸口に、横隔膜・前胸部・頸部などを検査していくと、横隔膜が最も変化することが分かりました。
横隔膜をリリースしていきます。
直接法と筋膜のつながりを使った方法と交互に緩めていきます。
横隔膜が緩むと、両もも裏のツッパリも軽くなり、前胸部をリリースするとさらにツッパリ感は軽減しました。
立位でもいろいろ動いて確認してもらい、だいぶ軽くなったのが確認できたので、今回は終了としました。
前回反応があった下肢の問題は、今回はだいぶ改善されていたようです。
今回は上半身・上腹部の問題が原因となっていたようです。
慢性症状の場合、原因が一つとは限らず、いくつかの原因が複合して症状となっていることが多くあります。
慢性症状(2~3か月以上続く症状)の方は、継続して通院されることが解決の近道となります。
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