慢性腰痛・慢性首痛の介護士さん
腰・股関節周辺の痛み・首の不調で来室のSさん(20代・介護士)
腰周辺は数年前にぎっくり腰をやってから、あまり調子が良くなかったそうですが、昨年から介護の仕事をするようになりそれまでの慢性腰痛が酷くなりました。
特に前屈みで抱きかかえたり、長時間座っていると痛くなるそうです。
更に介護士の仕事を始めたころに車の事故で首を痛めてから、首の痛み・可動制限が取れません。
整形の他、整骨、鍼灸、カイロ、マッサージ、整体を受けてきたそうです。
初回来室時の検査では
前後屈で腰が痛い
首は右の振り向き・上向きで右首筋に痛みがあります。
右肩も挙がりずらいようです。
初回
最初に身体の循環を高める操法から始めました。
うつ伏せで筋ポンプもしていきます。
これで首の可動と肩の可動が改善しますが、渋さが残ります。腰も前屈痛は軽減しますが、後屈痛はあまり変化しませんでした。
慢性化し解剖学的な問題が出て来ていたようです。
四肢の関節可動域をチェックしていくと、仙腸関節・股関節の硬さが目立ちます。
循環で取れるところまで取っていきます。
「腰の痛みは3~4割、首は7~8割取れた感じです。」
深追いをせず、セルフエクササイズをおさらいして次回としました。
2回目(2日後)
「まだ痛いが、以前よりも少し楽だった気がします。」
仕事をしていてもすこし改善を実感できたようで良かったです。
動作確認をしてみると前屈は少し楽、
後屈はかなり楽な状態でした。
痛みも腰部と言うよりも股関節周辺が痛いようです。
首・肩もコリが残りますが、痛みはだいぶ軽減してるそうです。
今回も身体の循環を高める操法から始め、その後四肢の関節の稼働を改善していきます。前回同様、仙腸関節・股関節は可動が制限されていました、が下肢の循環を高めることで上手く動くようになってくれました。
ここまでで前屈がスムーズに出来るようになっていました。
今度は肩・首周辺を緩めていきます。
Sさんの肩は前に巻いているために、首や肩甲骨内縁を引っ張っているように見受けられます。
小胸筋・大胸筋を緩め巻肩を改善していきます。
先ずカウンターストレインで強い緊張を解除していきます。
次に肩甲骨内縁を筋ゆるで緩め、肩甲骨の可動を良くしていきます。
最後に関節動作法で首の可動域を広げて次回としました。
終了時の痛みの感じは
「腰は5~6割、肩首は6~7割改善した感じ」
だそうです。
3回目(3日後)
「首・肩はだいぶ楽になってきました。」
腰は普段は楽になってきましたが、仕事で反復して前屈をするような時は、痛みが出るそうです。
今回も身体の循環を高めてから下肢の関節を調整していきます。今回で3回目なので施術に対する反応・変化もよくなっています。これで腰だけでなく、肩・首も可動域が拡がってくれました。
腰は腰、首は首、肩は肩と言う様に、身体はパーツの寄せ集めではありません。
首も肩も腰も関連し合いながら、良くもなりますし悪くもなります。
今回は腹部を重点的に緩めていきました。
腹部の12調律点を調整し、下丹田に力が満ちるように操法します。
これで確認です。
腰は後屈はほとんど問題なく反れるようになりました。
「腰の痛みは7割くらい、肩・首の痛みは8割くらい取れた感じです。」
順調に改善しています。
その後施術間隔を週1にし、計8回の施術で、仕事中・仕事後も腰痛・首痛は再発しなくなりました。
「こんなにすっきりした腰は久しぶり!」
定期的にメンテナンスをして長持ちさせましょう。
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