1年ほど野球肩の痛みが続く会社員さん 1
2016/06/17
野球肩の改善で来室のMさん(20代男性)、週1,2回仲間と野球を楽しんでいるそうです。
去年の春頃から投球時(コッキング時)に、肩の前面に痛みが出るようになってしました。
今まで病院等での肩の治療はしてないそうです。(湿布に痛み止め・ホットパックくらいしかやらないとわかっているから...)
肩周辺に筋肉を付けて治そうと筋トレなどをやっていましたが、現在では2~3割の送球でも肩が痛いそうです。
初回は肩の可動範囲のチェックから始めました。
前からバンザイをする動きは少し可動範囲が狭いものの、痛みなく挙上できました。
腕を横から外転する動きは90度位で痛みが出ます。
水平内転の動きも肩の前面に痛み・ツッパリが出ます。
直接的にはこれらの肩の可動が狭くなっていることが原因と思われます。
後は「週1~2回位の練習・試合でオーバーユースというほど使っていないのに、なぜ長期間痛みが取れないか?」を紐解いていく必要があります。
Mさんの仕事は立ち仕事で、少しうつむき加減の姿勢で作業していることが多いそうなので、立っている時の重心の偏り・股関節への負担・肩甲骨周辺のハリ等々が影響している可能性があります。
先程の動作検査の感じを覚えておいて貰って施術に入ります。
まず身体の循環力を上げていきます。
長期間回復しないのは体液の循環が悪くなって回復力が落ちていると思われます。
数分の調整で120度位まで外転出来るようになりました。
次に下肢の関節の可動域をチェックし改善していきます。
右股関節の動きが硬いのは右臀部を緩めると改善しました。右の足関節の動きも悪くなっていました。足首抜きで調整しておきます。
左半身は比較的動きがスムーズでした。
下肢の調整が終わったところで再び右肩のチェック。
これで大体150度位まで外転出来ました。
「へェ~下半身も関係あるんですか?!」
肩と股関節は特に関係大有りなんです。
上肢の調整は軽めにしておきます。
これで一度起き上がって確認です。
「来た時は、振りかぶると肩がゴリゴリ言っていたんですけど、今はスムーズに挙がります。」
今回は深追いをせずにここまでとし、注意事項を説明して次回としました。
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