1年ほど野球肩の痛みが続く会社員さん 2
野球肩の改善で来室のMさん(20代男性)、週1,2回仲間と野球を楽しんでいるそうです。
去年の春頃から投球時(コッキング時)に、肩の前面に痛みが出るようになってしました。
今まで病院等での肩の治療はしてないそうです。(湿布に痛み止め・ホットパックくらいしかやらないとわかっているから...)
肩周辺に筋肉を付けて治そうと筋トレなどをやっていましたが、現在では2~3割の送球でも肩が痛いそうです。
初回は肩の可動範囲のチェックから始めました。
前からバンザイをする動きは少し可動範囲が狭いものの、痛みなく挙上できました。
腕を横から外転する動きは90度位で痛みが出ます。
水平内転の動きも肩の前面に痛み・ツッパリが出ます。
直接的にはこれらの肩の可動が狭くなっていることが原因と思われます。
2回目(1週間後)
「痛み無くシャドーピンチング出来るようになりました。」
肩の外転も前回施術終了時の150度位をキープ出来ていました。
今回も身体の循環を上げて疲労を取っていきます。
骨盤や脊柱の弾力が出て肩の動きがスムーズになります。しかし外転の角度は大きくは改善しませんでした。
下肢の調整をしていきます。
こちらも前回終了時の状態をキープしていました。
今回は上肢の状態もチェックしていきます。
筋トレで野球肩の改善をしようとしていただけあって、肩から上腕・前腕と筋肉がついています。そしてその筋肉は固く張って感じます。
この辺りも問題ありそうです。
疼痛誘発動作で肩の動きを妨げている筋を検査していきます。
一番反応したのは腕橈骨筋と母指球でした。筋膜を意識して緩めていきます。
これで肩の外転180度位、水平内転での三角筋のツッパリも消失です。
「え~ なんで手を緩めて肩が上がるんですか~?」
「腕の緊張が肩周辺の筋を引っ張っていたんでしょうね。」
仕事でも手・腕は良く使うそうで、そういった筋疲労が結果的に肩の動きを阻害していたんでしょうね。
念のため左腕もチェックしてみるとやはり前腕が張りが強い状態でした。こちらも緩めてみるとさらに外転角度は上がり、腕は耳まで付くようになりました。
シャドーピッチングでも「全然大丈夫です!」となりました。
今後は軽めのキャッチボールから徐々に肩を動かしてもらいます。
肩の問題が腕からきている事例、多いですね。
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