1年前から痛い、ひざ痛の自営業男性 5
1年前からのひざ痛で来院のOさん(60代後半男性、自営業)
1年位前からの痛みで、病院では「変形性膝関節症」と言われ、水を抜いたり足底板などで治療を受けていたそうですが、痛みに改善は見られなかったそうです。
痛みのためか歩行時は右足が外旋気味で、引きずるように歩いています。
右足を庇う癖がついているようです。
来院時の状態は
歩くと痛い
膝を曲げると痛い
階段の昇り降りで痛い
重いものを持ち上げるとき踏ん張ると痛い
状態でした。
膝周辺には若干の圧痛がありました。
膝の他に右肩も可動制限・可動痛がありました。
5回目(4日後)
「長く歩くと膝下が痛くなるんね」
前回もそうでしたが、右足を引きずるような歩き方の癖が抜けないのか、膝下に圧痛・荷重痛が戻ります。
疼痛誘発動作で確認すると、やはり腹部の深層筋で反応します。右足を引きずる・足が前に出ない歩き方が症状の戻りの原因のようです。
硬膜を調整して脳脊髄液の循環を促していきます。
腰部の回旋の動きはだいぶスムーズです。
股関節屈曲の動きを指標に疼痛誘発動作をかけていきます。
やはり最も大きく反応したのは腹部の深層筋でした。
大きいお腹を避けて、鳩尾やそけい部を使って腹部の深層筋を緩めていきます。
今度はうつ伏せで膝屈曲を指標に疼痛誘発動作をかけていきます。
うつ伏せでは大殿筋・ハムストで反応がありました。
ここも足を引きずる歩き方の影響でしょうか。
うつ伏せの施術が終わった後、立ち上がって再検査します。
「足が上がりやすい。」
右足に荷重がのっている時に少し不安定感があるそうなので、脛腓関節を締めておきます。
「お~ これなら良いみたい。」
今までの痛みを庇う動作・癖がかえって痛みを取れにくくすることもあります。
特に歩行時の姿勢はひざ痛に影響が大です。
鍛えようとか、長く歩こうとか、早く歩こうとか思わずに、きれいに歩こうと心がけてください。
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