前十字靭帯再建手術後のリハビリ 8
左膝前十字靱帯再建手術後のクライアントさん(40代男性)。
リハビリが終了しても、月2回の通院は続けているので、普段の生活ではひざの状態も安定しています。
彼の場合は筋トレや強めの負荷の運動をすると明らかに体調が悪くなるので、軽めの負荷の運動を心がけてもらっています。
現在はしゃがんでしばらくいたりすると左ひざに違和感・痛みが出ます。
今回は自宅で力仕事をした後の目の不快感・頭痛としゃがんでしばらくすると出る違和感の施術です。
骨盤・脊柱の弾力はまずまずありますが肩の外転(今回は特に左)が悪くなっています。
疲労はあるのでしょうが、それ以外に何か問題が発生しているようです。
力仕事の内容を確認して、問題と思われる個所に疼痛誘発動作をかけると、左腕はすっと上がります。
問題個所は右側腹でした。
セルフケアとしては側腹のはじきを。
ここからはじっくり行きます。
脳脊髄液の循環を調整し、生理的な問題を解除していきます。
ひざ倒しで少し違和感が残るのは肩甲骨で解除できました。
少し目の奥に痛み・違和感が残っていたのは首の調整で軽減しました。
ここで起き上がってしゃがんで膝の状態を検査します。
「しばらくすると膝の奥に痛みが...」
しゃがんだ姿勢を観察すると痛いはずの左ひざに体重をかけています。本人に自覚はありません。
何か右足を庇っているような感じがしたので、右の下腿部で疼痛誘発動作をかけると複数のポイントで左ひざが軽くなります。
更にヒアリングすると左ひざを故障する前に、そもそも最初の大けがは右の足関節の捻挫だったそうです。
足首周辺を調整すると右足を庇うような体勢にもならず
「ずっとしゃがんでいても痛くならないです」
古い捻挫の後遺症なのでいろいろな影響を及ぼしていそうです。
試しに右足関節を内反位にして肩の外転を試してみると、先ほど180度まで改善していたものが120度位まで落ちてしまいます。
内反位をやめると180度まで戻ります。
彼の場合、いろいろな不調が右足関節を庇うことで連鎖している可能性がありますね。
更に施術を継続して深めていきます。
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