慢性腰痛の増悪・右肩痛の30代保育士さん 1
ご家族の紹介で来院のCさん(30代女性・保育士)
以前から腰痛持ち(咳をすると腰に響く等)だったそうですが、来院当日に急に腰痛がひどくなってしまったそうです。
来院時の状態は
前屈で痛い
立つとき痛い
そうです。
その他に数年前から右肩の凝り・痛みがあります。
初回
動作検査をすると立位体前屈は痛いものの、座位でのお辞儀はある程度できます。そして立つときは痛みがありますが立っている姿勢は痛みは軽いようです。
さらに検査すると、左骨盤が硬く、腰椎・上部胸椎も硬い状態です。
右肩外転は100度くらいで可動制限があります。
TLで調べていくと右肩の可動は左骨盤に問題がありそうです。
今のままの状態で施術台に横になってもらうと起き上がるのが大変そうなので、座位のまま施術をしていきます。
まず座位でのお辞儀。
側腹を弾いて緩めていきます。左右それぞれ数回弾くと座位でのお辞儀の可動範囲が広がります。
続いて左仙腸関節周辺を筋ポンプして可動を出していきます。
これで立ち上がりも当初10の痛みが5か6に、少し改善します。
次に立ち上がる動作に疼痛誘発動作をかけていきます。
体幹は反応がありません。
首で少し反応がありました。首つながりで見ていくと左足首で反応がありました。
左足首を古典調整で動きを出し、アキレス腱を剥がしていきます。
ここまでで立ち上がり痛も10が3くらいまで軽減してくれました。
このくらいまで動ければ起き上がりも大丈夫だろうと、施術台に乗ってもらいました。
脳脊髄液の循環を調整して全身を緩めていきます。
まだちょっとお腹が硬めでひざ倒しも渋いので、経絡を調べていきました。
腎経・大腸経で反応がありました。
足の井穴を使って調整する方法をCさんにも覚えてもらいます。
それぞれ30秒くらい刺激するとお腹が緩んでひざ倒しもスムーズになります。
もう一度左アキレス腱周辺を剥がして再検査します。
起き上がりは大丈夫、痛みなし。
座位でのお辞儀も痛みなし。
立ったり座ったりも痛みなし。
立位体前屈で痛みがありました。
右肩の可動制限も180度まで挙がるようになっていました。
立位体前屈を指標に疼痛誘発動作をかけていきます。
もう下肢では反応しません。
腰部・背部も反応なし。
上腹部・横隔膜で反応がありました。
立位の動作法で上腹部を緩めると、立位体前屈も痛みなしに。
全体的にまだ少し動作時の怖さがありましたが、無理ない範囲で日常動作を行えば取れると思われます。
セルフエクササイズをおさらいして次回としました。
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